新旧道家さん。どっちにしてもやりづらい!
お題箱に道家さんの老子/荘子の二面性的な…というリクエストをいただいたので。老子と荘子、両者の思想の内容や文体が道家さん自身に影響していると面白いのではと思って描きました。
三枚目がそれぞれの時代の設定的なものです。
*補足メモ
・2コマ目:『老子』(第一章)「道の道とすべきは、常の道に非ず:これが道であると言えるような(人が名付けた)道は、天の道ではない」より。
・3コマ目:『荘子』列御寇篇より。ここで取り上げたのと同じ話です。
今回のまんがでは文体を中心に取り上げましたが、老子のほうが(儒家のような積極性とは異なるものの)政治的・外向きで、荘子は政治というより内面を重視する傾向が強い、なんてことも言われてたり。
現代において当時は「春秋戦国時代」でくくられてますが、両人物の生きていた(とされる)年代はかなり離れているので、そりゃ一見似ていても異なる部分はあるしそれが面白いなあと思います。