これ描いたときはとても暑い時期だったんですよ(言い訳)
今更ながら全員なんちゃって漢服ですが、儒家さんに関しては袖のゆったりした感じとかは
本当に申し訳程度に儒家感を意識しているつもりです…あとカラーリングは多分孔子の肖像画の影響です
墨家さんの服装は工匠というか、作業しやすい服装+黒系のイメージから考えました
*メモ
「萬事義より貴きは莫し(墨子/貴義篇)」
そのまま訳すと、義より尊いものは存在しない…みたいな感じなんですが、
墨家の目的・重んじたことが「義の実践」だったからこその記述だと思われます
ちなみに仁・義を尊ぶのは儒家・墨家の共通ですが、墨家にとっての「義」について。
『墨子』経上・経説上に「義:利也。/志以天下爲分、而能能利之、不必用。」とあります
(※分は本来は上に"くさかんむり"が付きますが、意味としては同じです)
これをざっくり訳すと
「義は利することである」「私の志は天下の事を以て本分となし、天下に十分な利益をもたらすことができる」
…みたいなかんじなんですが、最後の「不必用」=「己の身は必ずしも重く用いられない」
↑ここの部分は注釈ないと正直とらえ方が難しいですが、貴義篇でも「義は命より重い!」的なこといってるので
つまりはそういうことなのかなあ…とぼんやり考えてます