がんばれ！名家さん

名家さんは白馬非馬論のインパクトが強すぎるせいで周囲からは「ああ、あの詭弁の」って言われてしまうけど本人はいたって前向きに頑張っているよ！という話。現存する最古の騒迷…漫画がこれですが、見直したらいろいろ気になる・補足したいことがあったのでリメイクしました。旧版はこっちに。

名家思想、あくまでも論理は武器であって理想は別のところにあるし理念もかっこいいんですが、いかんせん逆風が強すぎて不憫な感じになるところが個人的にとても好きです。また、2枚目のまとめにあるように墨家とは論理を重視するという共通点がありますが、最後のコマのとおり『墨子』小取篇では「白馬は馬である」っていう一文でばっさりと白馬非馬論を斬っているのが面白いですね。墨家のほうがより実用のための論理、という傾向が強いのかな…